指導が変われば、日本はもっと上位に行ける!
お読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。
世界陸上オレゴン大会が幕を閉じましたね〜!
世界陸上は
- 誰が一番速いのか?
- 誰が一番遠くまで跳べるか?
- 誰が一番高く跳べるか?
- 誰が一番遠くまで投げられるか?
という分かりやすいシンプルさ。シンプルがゆえのそれに向き合う姿勢、あり方の土台の部分は各選手揺るぎない「何か」がベースにあると思います。
応援する方も、その思いが伝わってくるような感じで、熱が入ってしまいますね。
今回、世界陸上オレゴン大会を見ていて感じたことの1つが、海外の選手と日本人選手の「楽しみ方」に違いがあるなってことです。
特に目を奪われたのは、短距離のジャマイカ代表 シェリーアン・フレイザープライス選手の髪の色^^
2017年の出産を経て、翌年に復帰してもなお、トップに君臨する強さを誇るフレイザープライス選手。
オシャレも大好きなようで、2014年地元に美容室をオープンさせているんですよね。
だから、もともと髪で遊ぶのも好きなんでしょうねーー!
今回も競技の度に髪の色変わってて、見てる方もすっごく楽しめました。
例えば、これを日本人選手がやると「・・・・」または「やめろ!ふざけるな!」ってなると思うんですけど、この背景にあるものって何なんだろう?とよく考えます。
彼女の場合だと、「オシャレ大好き!走るのも好き!そして勝ちたい!」っていう自分のアイデンティティを我慢したり排除したりすることなく、融合させて表現しているんですよね。
私自身は、「スポーツは自己表現の1つ」と捉えているので、彼女のスタイルはすっごくうらやましいです。
日本だと、
- あれダメ
- これダメ
- それをするなら、こっちは我慢しろ
- そんなの必要ない
- 真面目にやれ、従え!
- あーしろ! こーしろ!
っていうことを正しさとして、ずーっとやってるような気がするんです。
指導者が、肩書きだけの権威を持ちたがる。
逆にいうと、そういう指導者がいるっていうことによって、もっと出せる能力を発揮できずにいる。(指導者だけでなく、身近な大人・親とか)
事実を見てみたら分かるんですが、ナショナルチームでも日本はヘッドコーチやコーチを海外から呼んだり、海外に拠点を求めていく選手も多かったりしていますよね。
そういう事だと思うんです。
それは、スポーツの場に限らず、教育現場も然り。
もちろん、大勢の人数をまとめることに「秩序」は必要だと思いますが、日本の指導は「個性を発揮させたがらない」というか、枠に入れたい傾向にあって、私はねーー、こういう環境そのものが潜在能力を抑圧する要因の1つだと思ってるんです。
なのに、変わろうとしない・変えようとしない。
もちろん、守り続けていくものは大切ですが、やらなくていいこともどんどん辞めていくべきです。
こんなに自由に表現し楽しんでいるのに、なぜ強いのか?記録を出し続けるのか?
そういう疑問を、私は自分の仕事に反映させていきたいなと思います。
私が胸を打たれたフレイザープライス選手の言葉を、最後に載せておきます。
挫折した回数は想像もできない。
跳ね返して、ここに戻ってきた。
能力がないのではなく、耐えるのは正しい時期だと自分に言い聞かせてきた。
今日はちょうどいいタイミングだった。
35歳で競技を続け、赤ちゃんも産んだ。
女性たちが自分の旅を出来るように、インスピレーションを与えていると、祝福されているように感じる”
アスリートとして、女性として、母として。一人の人間として、「自分」という存在を、存分に発揮している。
そんな姿に、多くのインスピレーションをもらいました!!
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