未来はすでに始まっている♡数年先の日本代表たちへ
いつもお読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。
カタールで行われているFIFA W杯。
ドイツに勝利し、スペインにも勝利し、国内外を大いに沸かせてくれましたね!
残念ながら日本は惜しくも、トーナメントでクロアチアにPKで破れ敗退となりましたが、私は、ここを新たな起点として、また新たな日本の強さを習得できるチャンスだと感じます。
多くのサッカーキッズや、プレーヤーたちが、この日本代表の戦いについて「感動」したと思うんです。
日本中の多くのファンも、「感動をありがとう!」と感じているはず。
スポーツでもなんでもそうですが、「感動」を言葉にするには難しいですね。
スポーツシーンでの「感動」ってなんなのか、ちょっと考えてみました。
例えば、2015年のラグビーW杯。ジャパンは、優勝候補である南アフリカに「まさかの」勝利をした時、世界中が「GIANT KILLING」と賞賛を浴びせました。
日本は、この大会で「自分たちが歴史を変える」という明確な思いを持って戦っています。
私もその時の動画を見て何度も泣いていますが笑
この「感動」は、“あの弱い日本が、王者に匹敵する南アを倒した”という、そのストーリーに感動したと思うんですよね。
過去7回のW杯の日本の通算成績は、1勝2分21敗という成績でした。
「あの、負けっぱなしの日本が」南アに勝利したことは、誰が見てもセンセーションでした。
もちろん、南アには「油断」もあったかもしれません。
2019年のRWC も同じく、「あの弱かった日本が、スコットランドやアイルランドを倒した」という、弱き者が強き者に立ち向かい戦う姿、そして健闘する姿、結果的に、勝利をかっさらう姿に感動をすると思います。
逆は、基本的にあまりあり得ないですよね。
戦う前から、格下・格上、という見えないラベルは存在していると思います。
ランキングであったり、実力差であったり、環境などの違いであったり。
だからこそ、これからの日本代表を目指すすべてのプレーヤーたちに、伝えたいこと。
「あの弱かった日本が強敵に勝った」という、「あの日本が」という、冠言葉を、自ら捨てることから始めるべきだと思う。
自らを、「弱いけれどがんばります」という姿勢を、さっさと手放す。
メンタルの強さは、いつの時代も求められる要素であるけれど、それを強く持とうとするならば、「日本はまだ弱いけど」という、そもそもの「日本」の前提を、変えていく必要があると思います。
ファンやオーディエンスは、ある種の「感動」を味わうために応援をすることもあるかもしれません。
人間は、心を持ち感情を持つ生き物であるので、それらはある程度スポーツシーンには必要な要素なのだと思います。
ただし、本気で世界の頂点を目指そうとする時、アスリートサイドには「感動を与えたい」「みんなに感動してもらいたい」という概念もいらない。
ファンは勝手に受け取ってくれるから安心して「日本の強さを証明するため」だけに、自身の心技体を磨き上げて欲しいと思いますね!
日本代表も、多くの選手がヨーロッパのリーグに属していることもあり、やはり海外で学ぶことというのは、心身共に日本にいるよりも収穫が多いのだと思います。
それらを日本に持ち帰って、これからの「日本」が堂々と「世界一を目指す」と当然のように宣言できるようになっていけるようになると、嬉しいなと思います。
その未来は、今もうすでに始まっています。
本気で日本代表を目指す少年少女を、私も本気でサポートしようと改めて思いました。
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