迷っても「価値ある自分」だけは手放すな
いつもお読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。
イングランドのラグビーHCのエディ・ジョーンズさんが、来年のラグビーW杯を前に解任されると言うニュースが入ってきました。
エディさんのマインドが大好きなので、なぜ今?!と思うこともありますが。。
解任の理由として、十分な結果(勝率)が得られなかったということのようです。
だからと言ってW杯で目標とした「結果」が新任で得られるかは不明なところ。
ちょっと個人的には残念・・・・涙😭
さて、12月に入り息子の硬式野球のクラブチームをどこにしようか、決めかねる日々が続いています。
何に迷うかというと、私自身は「その指導者に息子を預けたいか?」というポイントが自分の中でまだ曖昧なこと。
本人はなんとなく「このチームなら・・・」という思いはあるようですので尊重しますが。
基本的にチームの人は、自分たちの「良い面」しかこちらには伝えません。
体裁だけは、いくらでも言葉というツールを使って都合よく見せることはできます。
ひどい人だと他チームのことを悪く言ったりして自分たちを立てるような表現をします。
(結果自分たちの価値を下げていることになることを気づいていないのかもしれませんが)
仕事柄、その人の放つ言葉、使う言葉、表現によってどんな在り方で取り組んでいるのか、探ってしまう機能が作動してしまい、
「で、あなたが子どもたちに教えられる知識やスキルはどんなものですか?
あなたの指導にどんな価値がありますか?」
と聞きたくなることが多々あります。
中でも気になったのが、「高校で通用する根性を養わないといけないですからね」という言葉。
私の中で、「根性」というワードを使う相手には少し注意しようと思ってます笑
根性ってもちろん大事なんですよ。
性格の、根っこなんで。
ただし、昔からの体育会系の方って、根性でなんとかしろ、なんとかなる、と安易に言えちゃう人が多いような気がするんです。
この方が何を「根性」と呼んでるかわかりませんし、根性に対する概念も百人百様。
だからこそもっと深くお話ししてみないと絶対わからないテーマでもあるんですよね。
最終的に、メンタル=根性、という方程式が染み付いてしまって、「なんでもかんでも根性、それがないならメンタル弱い、それじゃ通用しない」ってことに結びつけられるんですよね。
タチが悪いのが、スキル面の指導をそこそこに、そっちに自分たちの逃げ道を作ってるような、見えないシステムがあるのかもなーと感じます。
要は、指導者に指導力がないのを「選手のメンタルが弱い」ことにしているケースです。
高校で通用する「スキル(技術)」の習得。
まずはこれだと思ってるんですけど、どうでしょう?
軟式野球から、硬式野球への変化点。
そこで生まれるたくさんの戸惑いや心身の変化。
それを汲み取った上での、「指導」になると思うんです。
今時、ありがたいことにyou tubeでスキルアップの動画などいくらでもアップしてくれてる人がいるし、最終的には、やっぱり自分自身の目標に対する思いがトリガーになりますから、そこまで考え込んでしまうとスパイラルにハマるのかもしれません笑
「自分自身に相応しいと感じるチーム」
皆さんも、チーム選びで迷っていらっしゃったら、この言葉を軸に検討するようにしてみてください。
自分が「何を目的として」チームを選ぶか、主観で捉えることが重要です。
多くの野球少年少女、スポーツ少年少女が、「中学時代をゴール」にはしていないはず。
その先にどんな夢を描いているか、目標があるか、ざっくりでいいので自覚しておきましょう!
その上で、自分が学びたいこと、習得したいこと、積んでおきたい経験はなんなのか?
自分がそれを明確にしておくことは、通過点の中でへこたれそうな時に、重要な指針となってくれると思います。
自分が「価値ある存在」だということを、しっかりと認識しておきましょう😊
チームを大事にすると同じくらい、個人を大事にしてくれるチーム。
そんな環境なら、ベストですよね。
ゆくゆくは強豪校に行きたい、だからパイプのあるチームを選ぶ、という考え方も主流のようですが、別にルートを固定する必要ないと思います。
自分さえその目的地を見失わなければ、自分の思いさえ消えなければ、どっからでも、アプローチできます。
どこにいても、事象から受け取り糧にし成長していくことができる自分、というものをガッチリ整えておくことの方が、はるかに重要ですね。
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