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「野球したい」と「野球が上手くなりたい」は全くの別物

p>いつもお読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。

息子を始め、野球少年たちをたくさん見てきて明確にわかったことがあります。

野球をしたい!のと、野球が上手くなりたい!は全くの別物ということです。

以前、実家に帰省した時、息子が「バッティングセンターに行きたい」というので、父と私と息子の3人で行ってきた事がありました。

うちは、父も小学校・中学校と指導者経験があったので、息子は今思うと、いわゆる「教えたがりの大人が2人」に囲まれた状態でした。

父はもう、孫が野球をやってることが嬉しいので、丁寧に丁寧に(自分のストレッチから笑)教えたいわけですが、息子はもう「じいじ!!!そんなんいいから早く打ちたい!!」

父は、「ちゃんと聞け!」なので、もうお互い不機嫌で空回り😅

その時私も、痛感したんですよね、
「一言も教えて欲しいなんて言ってないよね。とにかく打ちまくりたいだけか笑」って。

打ちたい!走り回りたい!思っきし投げたい!ボールとってみたい!追いかけたい!

っていう、「野球とはこういうもの」という知識も概念もまだ無いような時期ですから、目に見える動きを

「おもしろそう!」
「やってみたーーーい!」

っていう、それだけが原動力だったんですよねー。

そこを、存分にやらせてあげるって、すっごく大事なことだなって感じます。

サザエさんの中で登場するような「磯野ーー!野球やろうぜーー!」っていう遊びとしての野球。

自信も、技術も、必要ない。野球って遊びを、とにかく楽しむだけの、あれです。

上手くなりたいな、とか、もうちょっとこんなことやってみたいな、っていうのは、自然と芽生えてくるものです。

遊びのままでいいって子もいれば、飽きて違うスポーツに向かう子もいる。

スポーツはもういいかなって感じたり、音楽の方が好きだなって感じる子もいるでしょうし。

そこから先は、その子の興味と好みなだけなのですよね。

「そのスポーツが好き」という思いにも、言葉は同じでも意味合いは変わってくることももちろんあると思います。

やるより、見る方が好きだって気付いたり。
サポートする方が心地よいと感じたり。

で、いろんな経験をしたり、思いを味わって行くうちに、「もっと強くなりたいな」とか、「あのチームに勝ってみたい」とか、「強い仲間がいる中でやってみたい」とかね。

気持ちに変化が生まれてくると思います。

そうなる前に「上手くなって欲しい」という気持ちを一方的に押し付け過ぎると、その子が持つ「探究心」とか「独創性」とか、「想像力」とか、心の土台が育つチャンスを、奪ってしまうことになりかねない。

こちらが一方的に、その子が何を求めているのか、決め付けてしまうことって良くありますよね。
思い込んでしまうというか。

相手にその「受け取る器」が出来ていない状態で、あれやこれやと知識や情報を叩き込もうとすると、結果お互いしんどくなるなーと。

じゃなくて、「今、この子が望んでいるものは何かな?」とこちらが汲んであげる姿勢って、受け取る側にその器を準備させてあげられることでもあるのかなぁ・・・と思いますね。

気持ちって、グラデーションのような変化を伴うもの。

そこを、周りの大人が勝手に決めたりするのは不自然ですし、心の中・気持ちの中まで、私たちは他人の中に入って操作することなんて出来ません。

その変化は、本人に任せて。

その時々に合わせた知識や情報を、与えられたら良いなと考えます。

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