あなたは、「スポーツ毒親」じゃないですか?
いつもお読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。
この本を知ったのは確か今年の春だったと思いますが、本屋さんでちょっと立ち読みしたときに、
あまりにも腹が立って読むのを避けていたぐらいの内容を含んでいました。
それ以来、「これを読むには覚悟が必要」と思うようになったんですが、
その覚悟っていうのが「読む前の自分には戻れない」という覚悟。
読んでしまったら、現実に存在するこの腐った「世界」を、変える何かをしなければならない、
という気持ちになるだろう、それと向き合って行く覚悟でした。
実際、依然として「暴言が飛び交うスポーツの現場」は後を絶ちませんし、
保護者も「厳しさは必要」と思い込んでいるケースも多く、
そもそも「厳しさ」と「体罰・ハラスメント」の違いすら、認識出来ない(しない?)ように感じます。
私も、メンタルコーチングを仕事にすると決めた以上、こういう事実があるということについて
無視することは出来ません。しかしながら、かなり根深い事情であることも、承知しています。
ですが、この腐った指導の根っこを変えていかない限り、それらが地上に存在し続けることも、
また重々承知しています。
刈谷市はカンパニースポーツも多く、スポーツに対する環境整備はされている方だと思います。
いわゆる、「強豪校」とされる学校もあるでしょうし、強豪校ならではの昔ながらの伝統も
受け継がれていることだと思いますが、その「伝統」の中には、もしかしたら理不尽なものも
多く残存している可能性もあります。それを、「厳しさ」として容認しているケースも少なくないのではないでしょうか。
若い頃から、「日本のナショナルチームのヘッドコーチに、なぜ外国の指導者を呼ぶの?」と
ずっと疑問に感じていましたが、なるほど、背景が読み取れます。
「指導」の認識の違い、コミュニケーションの違い、フィジカル・メンタル双方についても、認識が違います。
少年野球や地域スポーツを支えてきたのは、やはりボランティアの保護者の方々ではありますが、
(私もそのうちの一人ではありますが)「ボランティアでやってもらっているから、何をされても言い返すことができない」は大きな間違いですね。
ここは、裏を返せば「お金を頂くほどの質の良い指導は出来ない」ということでもあるので、
これから、スポーツの少年団やクラブチームにお子様を入団させる予定のある方は、
ぜひ、体験日ではない、通常の練習の時に見に行って、普段の指導者がどんな風に
振舞っているのか、俯瞰して見てから検討するようにしてください。
大人が判断を誤ると、こどもの成長に大きな影を落とす事につながります。
コメントをどうぞ