大人とこども。心の視点の違いを認識する
いつもお読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。
朝晩、冷え込むようになってきましたね!
昼間、車を走らせている時やウォーキングをしている時なんかにキンモクセイのいい香りがふわ〜っと漂ってきます☺️ この季節だけの、自然の香り。
可愛らしい可憐なオレンジ色の花も見ていて癒されますが、あの小さな花が放つ香りは秋の豊かさをより際立たせてくれますね。
大切なのは、どの道を選んだとしても
『目的地』が変わらずに見えていること
昨日は2022のドラフト会議も開催されましたね!
新しくプロの世界に身を置く選手だけでなく、この時期って、「次のステージ」に向かうための準備期間みたいなイメージがあります。
2023年に向けて新しく手帳を準備したり、入学や就職、進学、というようなホップステップジャンプの前の、助走期間というか。
かくいう私も、今小学6年の息子が軟式野球をやっているのですが中学からどの道を進むのか?の選択肢、その中から選ばないといけないという状況になりました。
- 硬式野球に進むか、軟式野球を続けるか
- 硬式であれば、どのチームを選ぶか
- 軟式の場合、何を目的、目標にするか
などなど。
私たち親世代、大人たちというのは、振り返る「過去」が何十年分も自分の中にあります。
こういう場合はこう選択した方がいいよな、とか、あの時あんなことがあったから、反省してこういう風に活かせばいいよな、とかの経験値やデータを保有しているわけなので、そのデータベースを元に、こどもたちに「アドバイス的なこと」を言えたりすると思ってます。
しかしながら、まだ10代そこらの若いこどもたちには、振り返って省みるだけの経験値やデータなんて無いに等しいわけですよね。
要は、「それを経験したことがない」人に対して、どれほど熱く語ったりアドバイスしたりしても、その温度のまま受け取ってもらえることって期待しない方がいいと思います。
「因数分解」を学んでいない学年に「因数分解って難しいんだよ。」と話したところで、「???」にしかならないのと同じで。
これから行く場所は、こんなところだよ、そんな甘いの通用しないよ、そんなレベルじゃやっていけないよ、って言いたくなる大人の気持ちも理解できるんですが、身をもって体験していないこどもたちに「恐怖を煽る」ような表現をする必要もないんですよね。
実際、その環境でどう感じて、どう思って、どう行動して行くか、そこもやはり本人次第です。
その経験すべてが、その子の成長の糧になり経験値になって行く。
私たちも、そうだったように☺️
大人たちが出来ることは、「実際にその状況に直面したときに、話を聞いて一緒に乗り越える」
そんなイメージでいる方がいいと思います。
先回りしてあれやこれやと「問題回避」しようとするより、全ての機会が成長のチャンス、と捉えて、どっしり見守る在り方の方が、こどもたちも安心するのではないでしょうか。
大人が、「こどもたちの心の視点」になって考えてあげること。
そして、選んだその道から、目的地を見失わない自分であること。
どの道を選んでも、目的地さえしっかり見えていれば、大丈夫です。
今年の夏の甲子園からU15の日本代表にもなった、近江高校の投手 山田陽翔選手。
注目のドラフトでは「意外にも」5位での指名でした。
ですが、本人もこんなコメントを残しています。
”入ってからは何位とか関係ない。自分をアピールして行くだけ”
もう、本当にこの一言に尽きると思います。
ドラ1でも、プロ野球の世界で活躍できず舞台を去っていった人も多いですし、「ここがスタート」なだけですからね。
こうやって、少年たちに「夢を叶える姿」を見せてくれている選手がいるから、プロ野球選手になる憧れって、受け継いでいかれるんでしょうね。
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