モニターセッション【サッカーなんて大嫌い!】
お読みくださり、ありがとうございます。
Trinity Works(トリニティワークス) スポーツメンタルコーチの赤石祐加です。
1週間のお盆休みを頂き、実家に帰省しリフレッシュして来ました^^
その間、インスタからモニターのお問い合わせを頂いておりましたので、8名の方の日程を調整し実施しました。
ありがとうございます!
昨日、セッションした方は3人の男の子のママさんでした。
3人ともサッカーのクラブチームに入っているとのことでしたが、次男くんに関しては、「メンタルが弱くて、もうサッカーしたくないと言って」と辞めて、勉学で学年上位の成績とのこと!
(クラブチームに入っている、というより「入れている」という方が的確かも。)
そもそも、「次男はメンタルが弱くて」と前置きしておられましたが、よくよく事情を聞いていくと
「暴言を吐く指導者、疲労骨折しているのに練習させるご家族」などなど、
これを「メンタルが弱い」としてしまう大人の都合に、これからの不安を感じざるを得ません。
ママさんご自身は、特にスポーツにご縁はなかったとのことでしたが、
「活躍してるウチの子、ドヤ!」
「監督に気に入られてる(媚び)私たち、ドヤ!」
みたいな親ばかりで、サッカーもスポーツも体育会系も、もう大っ嫌い!と仰ってました笑
私自身がこの目で、そのサッカークラブの状況を実際に見ているわけではないので、ママさんのお話から想像していくしかないのですが・・・。
この辺は、やはり、ジュニアスポーツの指導に携わる大人たちの在り方が、昭和のスパルタの名残が根深く残っているという印象でした。
叩き上げでしか、生き残れないような世界観ですね。
このチームは、毎年2-3人は、それらを理由に辞めていく子がいるとのこと。
指導者側からしてみたら「このぐらいで辞める弱いヤツ」ぐらいにしか思ってないのでしょうし、改善などもあまりされていないようです。
どの世界もそうかも知れませんが「子どもは大人に従うもの」という認識が当たり前のようにあると思います。
「従う」のは「ルール」や「規則」で十分で、大人(指導者)が常に正しいかどうかわからないし、「大人の都合」に従わされているケースも多いです。
本来、チームというものは「共に作り上げるもの」であるはずなんですよね。
大人も子どもも、共に学び合い、育み合える環境であって欲しいと願います。
その上で、勝負のその先にあるものこそ、本当に大切にすべきものだということを経験して実感している大人の指導者が増えていって欲しいなと思うんです。
なので、このママさんが大っ嫌いだったのは、サッカーでも体育会系でもなく、「共に分かち合い、学び合う姿勢のない大人の世界」だったのでは?と思います。
これをお伝えした時、ママさんも「本当にそうです、そこを言語化できずに、ただただ、サッカーなんて嫌い!ってなるところでした・・・」と仰ってました。
お母さんは、「サッカー以外」のことでもハードだし大変なんですよね。
送迎、お弁当作り、水筒の準備、ユニフォーム洗濯、保護者会、親同士の付き合い・・・
そういったものも引き受けている訳なので、嫌いになるのも無理はないです。
唯一、我が子が「楽しい!」と言ってくれること、楽しんでサッカーをやっている姿を見れること、それが救いで、頑張れているということもありますよね。
だからこそ、ママさんには「いちファン」という立ち位置で応援するだけでいいと思います^^
少年たちが学んでいるのは、サッカーのスキルだけでなく、サッカーや仲間を通じて体感するすべてのことです。
それを親御さんも共有できるようなあり方が出来ると、最高ですね!
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